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 「リスペクト・キス」  -  2006.03.08.Wed / 23:40 
リスペクト・キス
  「リスペクト・キス」
  (by 六青みつみ ill. 樋口ゆうり)

  ★★★★★





【story】
高校生の時から同級生の城戸剛志を想い続けている瀬尾洵。臆病で優しすぎる性格の洵は、社会人になったいまも剛志に告白できない毎日を送っていた。そんな折、洵の前に、剛志が昔付き合っていた洵の従兄弟・煌が突然現れる。剛志とまた付き合い始めるのではないかと洵は不安と絶望の中、普段と変わらない態度で剛志に接する。しかし、剛志と煌が付き合い出したと聞き、剛志への想いを断ち切るため、ある決断をするが…

【review】
六青先生のお話は「現代物」より、SFやファンタジーの方が好きだな。
「リスペクト・キス」も六青先生ならではの切なさなども盛り込まれているのですが、SFやファンタジーの方がそういうった心情がきわだっているというか...

以下、ネタバレありです...
あらすじを読んだ時の最後の一文が気になりました。「~ある決断をするが...」の箇所。
まぁ、私のいけない癖なのですが洵が大胆な行動に出てしまうって事を勝手に想像してしまったんですよね。
しかし実際は剛志の前から逃げ出す。いや、解りますよ。洵が剛志の事を想ってきた10年もの月日を考えれば... これも確かに「ある決断」ではあると思うのですが...
最初にも書いた通り、六青先生ならではの「切なさ」とか「想いの深さ」っていうのはとてもよく書き表されていると思います。
本当に個人的な事なのですが、六青先生の小説は「現代物」が少ない為か、どうしても読む時に違和感を感じてしまうというか...

剛志の事を諦める為に忘れる為に、自ら距離を置く。その洵の気持ちと行動というのはとても共感できます。共感しすぎてリアルすぎるぐらい...
ずっと「好き」って言えなくて、言ったら「友達」の関係が壊れてしまうかもしれなくて、だったら今のままでいい。洵のその気持ちが色々考えた結果なんだなっていうのも、本当に丁寧に細かく書かれています。
洵を追いかけて九州にまで行った剛志。かなり強引な告白、そして告白のさせ方ではあると思いましたが、自分の気持ちを中々打ち明けない洵にはそれぐらいしないとダメだったのかもしれないですね。

剛志と上手くいったあとの洵も何だか可愛かったな。でも、洵の中で今までとは違う不安がついてまわる。
「始まりがあればいつか終りがある」「始まっていなかった時は終りを恐れなくてよかった」
物凄くよく解ります!めちゃめちゃ共感してしまいました。不安や恐れ疑問を口に出せればいいのかもしれないが、洵の性格ではそれも無理そうだったし...
剛志の今までの言動を思い出し、色んな事を我慢する洵。洵が何かに不安を抱き、何とか取り除こうとする剛志。両思いでありながら、お互いを思うが故の気持ちの擦れ違いというのがこれでもか!って程書かれています。
洵はとにかく自分の内に色々秘めている。もっと言うと色々溜め込んでるって感じですよね。
もう、性格がそうなんだから仕方がないと思うんですよ。その観点からすると「瀬尾洵」という1人の人間を徹底して描いてると思います。
しかし気持ちを溜め込むのは非常に危険。指輪を投げ捨てるなんて事、洵は絶対にしそうにないのに... 

「リスペクト・キス」の始まりの文章と、「フェイス・ラブ」の終りの文章。
このお話の中で一番好きなシーンです。自分と相手の気持ちをぶつけ合い、友人から恋人に変わった2人の...洵の気持ちの違いが一番強く表れている気がします。

☆は4つでもいいのですが、個人的に登場人物の誰も彼もが「男性OK」という設定はあまり好きではありません。出来れば、西嶋さんは「同僚」の位置でいて欲しかったと思うし...

そう言えば、これで六青先生の商業誌は読み終えてしまいました。次はいつ何を読めるのだろう...
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