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 「弟の親友」  -  2006.04.25.Tue / 23:22 
弟の親友
  「弟の親友」
  (by 椎崎夕 ill. 佐々成美)

  ★★★★






【story】
身代わりでもいい、なんて、どうして思ったのだろう?医療機器会社に勤める藤崎航は、営業先の病院で、高校時代の後輩で弟・孝史の親友でもあった伏見尚宏に再会する。かつて伏見が孝史にふられたところに、航は居合わせたことがあった。弟と伏見の関係がそれきりになったことも知っていた…。再会した伏見の逆鱗に触れ、無理やり抱かれるようになる。なし崩しに続く関係。埋め込まれていく悦楽の種。どうしてこんなことに?自問しながらも関係を続ける航だったが…

【review】
初めて読んだ椎崎先生の小説です。何と言うかタイトルに惹かれましたね。
佐々さんのイラストも好きですし、あらすじを読んでも面白そうだったので...
決して派手な内容のお話ではないと思いますが、私はこういうの好きです。

以下、ネタバレありです...
伏見の職業である「作業療法士」
全く個人的な事だけれど、私が高校卒業後になりたかった職業も「作業療法士」だったりします。まぁ、その職業には就けなかったんですけどね...
医療や福祉といった、自分自身が体験して来た職業というのは想像しやすくていいですね。
椎崎先生はこれらの事についてあとがきで述べられていますが、色々調べられたようですね。
いつも同じ事を書いているかもしれませんが、小説に登場する人物達が就いている職業について、職場やその状況も含めて詳しく書かれていればいる程興味が出てきます。現実感が伴うと言う感じかもしれません。

航と伏見の関係はもうタイトルそのものです。航の「弟の親友だった」のが伏見です。
そう、始まりは過去形なんですよね。航の弟と伏見の間に何があったのか、どうして航と伏見の関係が始まったのか...
少しずつ少しずつそれを明かしながらストーリーを進めていき、派手さはないものの先が気になって仕方が無かったです。
航の膝に残っている障害。その膝心配するがゆえにちょっと過保護にも思える航の弟。
その弟の事を好きなのが伏見だと思い込んでいた航自身。色んな事が少しずつ絡まりあって成り立っているお話でした。
読み手としては「伏見が好きなのは弟じゃなくて航だろうなぁ」というのはすぐに解ったのですが...
解るからこそ、その気持ちを隠して無理を強いているように見せる伏見も、その伏見の気持ちが解らずに悩む航も... 読んでいてちょっと切なくなりました。

伏見がなぜ「作業療法士」になったのか、それも少しだけ語られています。個人的にはその部分が凄く好きですね。
また自分の事になりますが、私も「理学療法士」より「作業療法士」になりたいと思ったので...

航も穏やかな性格で怒る事もあまりなさそうなイメージがあったのですが、そういう感じでもなかったです。
色々な場面で見せる色々な感情がリアル感を伴い人間らしさが出ていて、個人的には凄く興味深く楽しませてもらった小説でした。
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